株式会社コスモ経営

技術伝承サポート

今、企業の規模に関係なく発生している問題は、製造現場での技術伝承がうまく進まないことです。

日本企業において、技術伝承は「親方や先輩の背中を見て、技術を盗む」ことで行われてきました。今、現場で技術力の中心となっている40代後半より上のベテランと呼ばれる世代は、このやり方で力をつけてきた人たちです。従って、「聞かれたら教えるけれど、聞かれなかったら自ら進んで教えることはない」というスタンスの人が大多数です。
一方、20から30代の中堅や中堅の一歩手前の世代は、「教えられたら一生懸命学び身につけようとするが、自ら学びにいかない」というスタンスの人が大多数です。

これが、技術伝承がうまく進まない最大の要因となっています。ベテランは教えたくないわけではありません。できれば、自分が培ってきた技術を後輩に伝えたいと考えています。ただし、自分たちの技術を体系化して教えるには「教え方のテクニック」が必要です。私たちは、技術について教えて頂きながら理解をし、整理、体系化、具体的な伝承に繋げる面での支援をして参りました。具体的な形として、「作業マニュアルの作成と伝承のしくみ作り」「技能面の社内資格制度の構築と運用」などです。大手企業では、生産管理部や生産本部などが現場の支援に入りマニュアル作成などを行いますが、中小企業ではそのスタッフがいません。なので私たちはその隙間を埋めるために力を尽くしているのです。